浪人を悩み、検討されている方へ

浪人を悩み、検討されている方へ

 

 近畿大学の前期B日程の結果発表が終わり、関西の私立大学入試は要約ひと段落つきました。国公立大の前期入試も本日で終わりました。私が担当する藤井セミナー川西教室では、浪人の相談に来られる方が例年に比べて多いです。今回は浪人に向けての相談の中で、お話している内容を少し書きたいと思います。(あくまで私個人の意見ですが…)

 

 この記事を読んでいるということは、センター試験の結果が良くなく早々に来年度受験に切り替えているか、私立大学の前期・中期日程での結果が良くなくて後期に向けて勉強をしている最中か、または来年度頑張ろうと決意した受験生並びに保護者の方だと思います。もう行く大学が決まっている方はこれ以上読まなくていいです。時間の無駄です。(笑)

 

 私も浪人を経て大学に入学した身ですので、皆様の悩みや不安を少しはわかっているつもりです。かなり私見だらけですが、最後まで読んでいただければと思います。

0:はじめに ~今、起きていること。~ 

 

 まずは1年間の受験勉強お疲れ様でした。今年も本当に大変な受験でした。気持ちもたくさんすり減ったと思うので、まずはゆっくり休んでくださいね。

 

 昨年に引き続き、関西の私立大学、特に文系は非常に厳しい結果でした。志願者が少し減ったとはいえ、同志社、関学、立命館の壁は昨年に引き続き非常に難しかった。関大、産近甲龍は志願者が増加したのに加え、本来受験するような層ではない上位レベルの学生も受験をしていた印象があり、合格を勝ち取るにはかなり大変な受験だったように思えます。

 

 関西の私立大学に関しては、昨年度比で志願者数だけみても、同志社・関学・立命館は昨年より志願者数が減少して昨年度比93.4%、関大は昨年度比102.6%で微増、産近甲龍は105.88%、摂神追桃は133.53%で増加と中間層の大学は志願者数が増えていました。今年の受験生は、昨年の私立大学入試が厳しかったこともあり、志望大学をワンランク下げる受験生が多かった印象です。

 

 そもそも2016年から始まった私立大の定員厳格化は多くの受験生に影響を及ぼしました。昨年は難関大の実質倍率が高くなり、3年4年前だと関学に受けるレベルの学生が甲南や近大も落ちてくるということもありました。そのため昨年は浪人を選択する人が非常に多くなったので、今年の受験はかなりの実力がないと合格を勝ち得ることが難しかったです。近年は私立大学を選択する方も多くなっている背景も考えると、来年の受験もかなり大変なことになると考えておいて良いでしょう。(もしこれを見ている高2生がいたとしたら、この背景を踏まえて本気で勉強してほしい…)

 

 今の受験生は、様々な大人の事情でかなり大変な受験勉強(もはや、受験戦争…)をしないといけない状況なのです。ですから、浪人をすると決めた場合は、しっかりと覚悟を持って1年間勉強を頑張ってほしいのです。

1:浪人することのメリット

 

① 行きたい大学に行くことができる!

 

 「正直、大学なんてどこでもいい。」なんて方は、浪人しない方がいいかもしれないです。それくらい、大学選びは大切なものだと私は考えています。大学は高校よりも1年長い4年も過ごす学び舎です。年齢も子供から大人に変わるタイミングを大学生活中に迎えます。この4年間をどのような環境で過ごすのか、どういう人たちに囲まれて過ごすのか、4年間で何を学ぶのか。行きたい大学がない人は、自分が大切にしてきたものを今一度確認してみましょう。その中に志望大学のヒントがあるはず。

 

 環境、これは今の若者にとって、個人的にはすごい大切だと思っています。やはり一定の試験を経て大学に入っているので、大学では目的意識や学習意欲が似たような人たちと学べる環境があります。例えば高校でも進学校ではない場合、休み時間に勉強をしていれば、馬鹿にされることがあります。進学校や塾ではそういったことがなかったりする。一概には大学のレベルでそうとは言い切れないですが、やはり学習をしない集団にいると周りに流されて学習をしないものです。大学では、色々なことを学ぶことができます。そうなった時に研究の設備や学習への意識は、上位の大学になればなるほど優れているというのが事実です。個人的な意見ですが、大学生活というのはどこの大学で過ごしても最高にハッピーで最高にエンジョイできるものです。ですが、楽しいだけが大学生活ではなく、学習や研究に精を出したり、一生の師や友と出会ったりすることも大学生活なのです。せっかくの一度限りの人生だから、自分が満足のいく大学生活を送ってほしい。どんな大学にだって1年勉強すれば入ることができるという選択権が今目の前にあるだけで浪人するという選択肢は大きなメリットだと思っています。ぜひ、浪人した際には、今年行きたかった大学に行ってほしい!またはワンランク上の大学にチャレンジしてほしいものです。

 

② 学習の習慣、勉強の仕方、目標達成の仕方を身につけることができる。

 

 これは私個人の経験談として語らせてください。お恥ずかしい話ですが、高校時代は本当に勉強が得意でなく、学年席次では最下位ばかりでした。勉強せずに部活やバイトばっかりの高校生活だったので、まったく勉強していませんでした。あの当時に行ける大学に進学して、まったく勉強しないままそのまま大学を卒業していたら、どうなっていたのかな?と今考えると怖くなります。私にとっては、浪人時代に行った学習の習慣が今でも財産になっています。浪人生は朝から晩まで勉強をします。勉強はただ時間をかけるだけでは成績は上がりません。しっかりと結果を出すためにはどうすればいいのか。浪人しても志望大学に入れなかった先輩を知っていたので、どうすべきかをきちんと考えて勉強できたのは現在でも役に立っています。

 

 人間は一生勉強し続ける生き物です。大人になれば勉強しなくていいというのは、ウソです。どんな職業についても、資格の取得や現状の把握、新しい知識の取得は必要です。極論すぎるとは思いますが…もし、学習の習慣、勉強の仕方、目標の仕方を学ばずに社会に出たとしたら、どうなると思いますか?人生の中で次に現れた壁をどう乗り越えますか?個人としては高校生活の中で全力で努力できたのであれば、不本意な大学に進学が決まったとしても大学受験の失敗経験を活かして、頑張れると思います。次のステージに進めば、また大きな壁が出てくるでしょう。中途半端な努力で大学受験をしていたり、まるっきり努力をしていなければ、その大きな壁を超えることができないかもしれない。これからの人生の中で超えなければいけない壁が来た時に、浪人時代の経験が活きることは大いにあるでしょう。

 

 もし、浪人をするのであれば、ストイックに浪人生活を過ごして、今後の人生を変える勉強の仕方、目標達成の仕方を身につけませんか?今まで本気で勉強にぶつかってこなかった人ほど、大きなメリットがあります。

2:浪人することのデメリット

 

① お金がかかる。

 

 もうね、これは本当にそうです。自分で塾・予備校代を出すにしろ、親御さんが出してくれるにしろ、払わなくていいお金を払うことになります。本来、高校3年間で学生の本分である勉強にしっかりと集中していれば、支払うことがなかったお金です。無駄な出費になったことはきちんと反省をしましょう。もし浪人をする場合は、この出費が良い投資になったと思えるような結果になるように1年間しっかり努力をしましょう。大体、大手の予備校さんで年間の費用は100~120万と言われています。最初は〇〇コースで70~80万ぐらいですよと言うのですが、夏期講習や冬期講習で一気に膨らみます。今ではオンライン予備校やアプリケーションがあるので、自学が得意な方はかなり安く浪人をすることができるようになりました。ですが、自学が得意な方は現役で一定レベルの大学に進学してることが多いのが現実です。塾や予備校に通うスタイルに関しては後で述べますね。

 

② 生涯年収が下がる。

 

 これ最近よくネット上で目にする意見ですね。浪人をする=サラリーマンとしての最後の年収がない、だから1000万くらい損だという話です。正直、この話は微妙です。社会人において年収は当人の努力で大きく変わる部分であります。また、勤続年数に合わせて給料が上がるというのは、終身雇用制が全盛であった昭和時代の話であって、転職することが当たり前の平成生まれの子たちにはあまり関係ない話です。生涯年収のことだけ考えると、不本意な大学に行く方がリスクが高いです。雑誌の特集からの引用になりますが、平均的な大卒の生涯年収が2億8653万円です。これを上位大学卒の生涯年収と並べてみます。東京大学が4億6128万円、慶応義塾大学4億3983万円、同志社大学3億8590万円となります。これだけ考えると、もしネット上の情報を鵜呑みにして1000万を損したとしても、上位大学に入学することができたならば、1億近く得したことになります。1000万の投資で9000万儲けたというわけですね。この話は極論すぎてあまり好きではないので、これで終わりにします。

 

③ なまけやすい。

 

 怠けは浪人の最大の敵です。毎年なぜか1年間を長いものと勘違いをして、怠ける浪人生がいます。気持ちはわかります。学校もないから起きる時間も自由、寝る時間も自由。だが、浪人生活において、怠ける余裕などありませんと強く言いたい。まず、1年間あるという前提がおかしい。4月から勉強を始めたとしても、センター試験は1月で10カ月切っています。受験が終わってからすぐ勉強したのであれば、1年間勉強したことになるけど、そんな浪人生は稀です。やっぱり試験が終わったり、合格発表があったりした後はどうしても放心状態になってしまう。それでも浪人を一度決意したのであれば、全力で頑張ってほしい!もし、自信がないのであればしっかりと午前からやっていて学習管理をやってくれる塾・予備校を選んでください。

 

 怠けとは少し異なるかもしれませんが、去年あと少しだったから今年はちょっと頑張ったらいけるという謎の勘違いも怖いです。「関大あと10点やったから、今年あと少し頑張ったら受かるんですー。」とか言って、中途半端にしか勉強しないことが非常に多いです。上位大学となってくると合格者層は、毎年新たに出てくる賢い現役生やめっちゃ勉強している浪人生が埋めてくるものです。だから、昨年あと少しの子は現状維持レベルしか勉強しなければ、今年もあと少しのままなんです。勉強すればするほどわかるのですが、一定レベルまで点数上げるのは簡単ですが、そこから点数を伸ばすのが本当に難しい。だから、謎の勘違いをして、スタートから全力で学習しない受験生志望大学に受からないことが多いです。

 

 最後にもう1つだけ言わせてください。厳しい言い方ですが、塾・予備校の先生のアドバイスを全く聞かないというのは、怠けだと思います。塾・予備校の先生たちは、受験という業界で長年指導してきた専門家です。その専門家の意見を聞かないというのは、地図やコンパスを無しに旅に出るようなものです。ネット上のウソかホンマかわからない、自分に合っているのかわからない情報を信じるより、あなたのことをきちんと見ていて親身になってアドバイスをくれる先生の話をしっかり聞いてください。

3:こんな浪人生は受かる!

 

 浪人生活は人それぞれ、ここでは藤井セミナーで志望大学合格を勝ち得た浪人生の特徴を書いていきます。

 

① 塾は勉強するところ!ストイック浪人生!

 やっぱり一番は自分に厳しいストイックな浪人生が第一志望の合格を勝ち取ります。藤井セミナーで受かってくるのはこのタイプが一番多いです。朝も早くに塾に来て勉強!無駄な休憩時間は取らない。友達作りのために塾に来るのではなく、受かるために塾に来ているような浪人生です。1年で受かるために優先順位の1番が勉強であること、これが合格の秘訣です。

 

② 誰かのために勉強!優しい浪人生!

 最近よく見かけるのは、浪人を許してくれた親御さんに感謝していて、親御さんのために頑張ると言っている浪人生ですね。色々な面での節約をしているのも印象的です。このタイプの浪人生は、途中重圧のあまり心折れそうになることが多いのですが、最後まで頑張って勉強をやり抜けば良い結果になることが多いです。誰かのために全力で勉強するそんな優しい強さが合格の秘訣です。

 

③ バイトしながら勉強!苦学生系浪人生!

 浪人生の中には、塾・予備校代は自分で働いて工面している人も多いです。藤井セミナーには、毎年数人そういった浪人生が通われています。やはり、アルバイトをしているので時間が足りないという自覚が強く、一度勉強を始めると猛烈な集中力で勉強をしているのが特徴です。あとは授業中の集中もすごい!それもそうですよね。自分でお金を払っている授業だから中途半端に受けたらもったいないですから…。なので、このタイプは受かることが多いです。バイトをしているから時間とコストを十二分に考えて1年間勉強できるこれが合格の秘訣です。

4:こんな浪人生は落ちる!

 

 志望大学に行ける浪人生もいれば、志望大学に行けない浪人生もいます。こんな浪人生は厳しい結果になったなというのを箇条書きで書いておきます。

 

・自習室で寝てばっかりぐーたら浪人生

 ⇒自習室は寝る場所ではない。きちんと勉強しましょう!

 

・何でもかんでも人任せ、自分で何もやらない人任せ浪人生

 ⇒親御さんが模試の予約をしたり、休みの連絡をしたり、自分でやれることをやれない子は自立して考えることもできないですよ!

 

・自分の勉強の優先順位はかなり下、勉強以外のことばっかり浪人生

 ⇒友達の頼まれごとやイベントごとに精を出してばかりじゃダメ!あなたの使命は勉強することなんですよ!

 

・塾におしゃべりにきているの?友達と喋ってばかり浪人生

 ⇒塾はカフェじゃありません。勉強をするところです。

 

・バイトが生きがいになってない?バイト優先浪人生

 ⇒バイトのシフトに入っているので、塾の授業を受けれませんって何ですか?バイトリーダーになるより、第一志望の大学に受かって大学生になりましょう!

 

・家ではYouTubeばっかりニート浪人生

 ⇒YouTubeばかり見ていると勉強は一向に進みませんよ!

 

・今日も明日も夜更かし三昧。朝起きれません浪人生

 ⇒学校がないので、生活がルーズになるかもしれない。ただ、自分の生活も管理できないようじゃ、自分の学習も管理できませんよ!

 

・講師のアドバイスを全く聞かない浪人生

 ⇒自論を持つことは大切です。その上でうまくいってなかったのであれば、きちんとアドバイスを持ちましょう。受験指導経験豊富な講師のアドバイスを聞かないなんてもったいなさすぎる!

5:現在では様々な浪人スタイルができる!

 

 私が浪人生の頃は今のようにITが発達していなかったので、浪人するとなれば宅浪か塾・予備校で勉強するかの2択でした。今では色々なスタイルの浪人生がいると思うので何個か書いていきたいと思います。

 

① 塾・予備校でがっつり勉強スタイル

 これぞ王道の浪人生スタイルですね。朝から塾・予備校に通い、晩まで勉強するスタイルです。それぞれ塾・予備校のスタイルがあると思うので、そのスタイルに合わせて学習しましょう!少し注意したいのが、勉強が苦手な子が講義ばっかり取りすぎて予習で手が回らなくなり、肝心な復習がおろそかになる浪人生の話をよく聞くので、講義を取る数は計画的にしましょう!塾・予備校で学習する場合は責任者の方にきちんと現状を相談して、個々の学習スタイルを決めていきましょう!

 

② 宅浪

 一番ローコストでやるのが宅浪です。どんな時でも1人でモチベーション管理、学習管理、軌道修正をしていかないといけないです。勉強が苦手な子や自分に自信がない子には、正直オススメできません。きちんと自分の弱点を分析できる冷静さや孤独な状況で高いレベルの学習を続ける精神力が必要でしょう。

 

③ オンライン予備校

 最近はオンラインで授業を受けることができるサービスが増えてきました。今では本当に素晴らしい講師たちの授業を受講することができます。どうしても参考書だけではわかりにくくて、困っているという方にオススメします。学びエイドのプレミアム会員だと12カ月9800円とかなり安いです。別途テキスト購入が必要なサービスなどもありますが、コストパフォーマンスは高いでしょう。欠点は集中していないとどうしても眠たくなることですね。映像授業系の予備校でもよくあるのですが、動画を視聴しながら爆睡してることはよくあります。映像授業系の予備校を選ぶ際にも、集中できる環境を用意されているのかは確認したいところですね。自分に甘いタイプには、オンライン予備校も映像授業もあまりオススメできません。

 

④ 自習室利用のみの通塾

 最近、こういった形で塾を利用されている方も多いです。浪人生にとって自習室は本当に大切です。学習する環境が結果に繋がると言っても過言ではありません。いつでもしっかり空いていることと集中できる環境が整っていれば勉強を進めることはできるので、環境面をしっかり見て上で自習室を選んでください。選択肢としては、塾・予備校の自習室スペースを講義の契約をして使うか、地域ごとにある自習室スペース(有料/無料)を使うかかなと公民館などの選択肢もありますが、なかなか早くに閉まるイメージがあります。塾・予備校によっては講義がある日じゃないと自習室が使えなかったりしますが、藤井セミナーであれば講義がない日でも自習室は使っていただけます。

6:さいごに

 

 あなたが浪人するかどうか迷ってこの記事を読んでいるのだとすれば、浪人をするべきです。経済的な理由、家庭内の理由で浪人することができない人も多くいてます。もし浪人することが許されるのであれば、再度志望大学にチャレンジしてほしい!浪人は本当に大チャンスです。現役で行けなかった大学にチャレンジすることができるし、めちゃくちゃ勉強をすることによってその後の人生をより豊かにすることができます。ただし、今の受験環境は本当に大変です!!後悔の無いように全力で勉強してくださいね。応援しています!

 

 もし相談事などあれば、いつでも藤井セミナーに連絡をしてください。藤井セミナーは創業以来ずっと浪人生のサポートをしてきました。ゼロから始めた浪人生や大逆転に成功した浪人生など色々な合格実績がありますので、そちらを用いてご説明させていただきます。

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著者プロフィール

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丑田 翔大
藤井セミナー 川西教室 教室長

「僕と一緒に受験勉強しませんかー?」(するー!)
うっしーさんこと、丑田翔大(うしだ しょうた)です。
受験勉強は長い戦いですが、しっかり作戦を立てれば何も怖いことはありません。
皆さんが重ねた足跡は輝いて、未来を照らす光になるのです♪

好きな食べ物:スイーツ/からあげ/手羽先、きしめん、ひつまぶし、味噌煮込みうどん。
趣味:舞台鑑賞、食べ歩き
好きな言葉:
「あきらめない
  前しかむかない
   進むのみ」

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