イチロー選手の引退会見の言葉から受験勉強に当てはめて考えてみましょう

イチロー選手の引退会見の言葉から受験勉強に当てはめて考えてみましょう

──最低50歳まで現役とおっしゃっていましたが、日本のプロ野球に戻るという選択肢はなかったのでしょうか。
という質問に対してイチロー選手の答え

最低50歳までって本当に思っていたし、それは叶わずで、有言不実行な男になってしまったわけですし。その表現をしてこなかったらここまでできなかったかもなという思いもあります。だから、言葉にすること、難しいかもしれないけど言葉にして表現するというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思います。

→私も実際に英語国語社会オール偏差値30台で、近所の人や家族ですらも、よもや関西学院大に合格すると思っていなかったと思います。実際に学年主任は10年かかると言っていました。だけど、私は口癖のように「関学行くねん」、「関学行くわ~」って言っていました。自分でも引くに引けない状況を作り、他に滑り止めの選択肢を考えさせない状況に追い込んだのが本当に良かったと思います。長年この仕事していてやはり受験に強い高校生は行きたい大学への思いが凄く強く必ず、早稲田に行きたいとか慶應に行きたいとか上智に行きたいという気持ちを隠さずに声に出して言っている事です。

──イチロー選手の生き様でファンの方に伝わっていたらうれしいということはありますか。
という質問に対してイチロー選手の答え

 生き様というのは僕にはよくわからないですけど、生き方と考えれば、さきほどもお話しましたけれども、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。
 あくまで測りは自分の中にある。それで自分なりにその測りを使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの間にかこんな自分になっているんだという状態になって。
 だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
 でも、それが正解とは限らないわけですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でも、そうやって遠回りをすることでしか本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。そうやって自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね。ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。それはうれしかったです。そうであればうれしいし、そうじゃなくてもうれしいです。あれは。

→受験勉強でも誰かに勝ちたいという気持ちはもちろん必要です。だけど今10点しか無い実力を来週までに90点で安定させようなんてギャップがありすぎてやっぱり無理だ…となってしまうわけです。なので、前回の自分に勝つ事と、自分の努力で結果が出せる復習テストの点数に拘る事これでしか測れないと思います。昔のイチロー選手のインタビューでも3000本ヒット打ったという事は逆に一番凡打を打ったのも僕だといっていました。あきらめずに我慢強く急がば回れじゃないけど、地道にコツコツやるのが一番だと思います。

──子供の頃からの夢であるプロ野球選手になるという夢を叶えて、今、何を得たと思いますか。

 成功かどうかってよくわからないですよね。じゃあどこから成功で、そうじゃないのかって、まったく僕には判断できない。だから成功という言葉は嫌いなんですけど。
 メジャーリーグに挑戦するということは、大変な勇気だと思うんですけど、でも成功、ここではあえて成功と表現しますけど、成功すると思うからやってみたい。それができないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむだろうなと思います。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんですよね。
 じゃあ、自分なりの成功を勝ち取ったところで達成感があるのかというと、それは僕には疑問なので。基本的には、やりたいと思ったことをやっていきたいですよね。

→受験勉強もGMARCH以上ならばどこでもいいやという考えではGMARCHに受からないと思います。先ほどの有言実行と同じようにその大学に行きたいからその赤本をやってフィットさせていく、出来るようになればますますその大学が好きになる。これが良いサイクルだと思います。

──昨年、マリナーズに戻りましたけれども、その前のマリナーズ時代、「孤独を感じながらプレーをしている」と話していました。その孤独感はずっと感じながらプレーしていたんでしょうか。それとも、前の孤独感とは違ったものがあったのでしょうか。


 現在はそれはまったくないです。今日の段階でまったくないです。それとは少し違うかもしれないですけど、アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。
 孤独を感じて苦しんだこと、多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています。お腹すいた。しまったね、最後。

→ここは深い話過ぎて引用するか悩みましたが、受験生それも浪人生に向けて言いたいのが、受験に落ちて辛い気持ちになるのは当然です。私も受験に落ちて1浪目は勝手に家族に申し訳なく思い、そして塾でもとりあえず独りで黙々と勉強していたので孤独感を感じていたのを思い出します。でも、その時間に体験できた事は自分自身を深くしれた事だと思います。志望校に向かってどうやって合格していくのか、自分の戦い方や自分の性格と向き合い計画し実行できた事はかけがえのない財産になっています。

最後に、昨日のイチロー選手のインタビューを聞いて今年32歳になりますが、思わず泣いてしまいました。神戸出身の私は忘れもしません、94年初めてイチロー選手が200本を打った次の年に私は野球を始めました。毎日のようにイチロー選手を見るために当時のグリーンスタジアム通った(5回の途中からなら小学生は無料だったので…)事が一気にフラッシュバックしました。イチロー選手本当にお疲れ様でした。

藤井セミナー自由が丘教室
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著者プロフィール

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永戸 紀行
永戸紀行
藤井セミナー
自由が丘教室教室長
世界史責任者
関西学院大学法学部政治学科出身
オール偏差値40以下からの大学受験に挑戦し、徹底した戦略分析と効率主義で世界史偏差値78と英語70国語68まで伸ばす。
受験生へのアドバイス
最後まで諦めずに自分の弱点を分析し、志望校への最短ルートを把握して効率よく頑張れば逆転合格への道は開けます。

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