英文は“エビ天”である!

英文は“エビ天”である!

 

4月に入り藤井セミナーの先輩たちも、早稲田大学はじめ、GMARCHに合格して、穏やかな春を迎える人が増えてきました。合格者を見ていると、英語の長文が夏までにある程度得意になっていて、夏以降しっかりと社会に時間を使えた人がとても多いという特徴があります。そこで、普段皆さんから頂いた疑問、また先輩の学習方法を元に、英語長文の攻略法をお伝えしますので、しっかりと理解し、夏までに英語長文を制覇する!!!という目標は高く、されど楽しく取り組んでいきましょう!

 

第1

英文は“エビ天”である。

第2

“エビ天”をはがして、美味しいエビを食べる方法

第3

単熟語は必須です!!

第4

要約と和訳の違いを意識しよう!

第5

1-4章を理解できたら、速読は簡単!

 



第1章     英文は“エビ天”である。

 

皆さん、この“エビ天”と英文、何が関係あるのだろう?と思ったでしょう。

天丼やさんや、お蕎麦やさんで、えび天に衣がたーくさんついて、食べていたらなかなか身が出てこない…

シンプルなエビがやっと姿を現した、そして衣というよりそのエビがとても美味しかったと記憶に残った経験はありませんか?英語でいうと、そのエビがSV(主語、動詞)で、衣の部分がSVを覆っている修飾語句なのです。

 

エビ(SV→一番美味しい部分)+衣(修飾語句)=英文

 

つまり、英文を読む技術(一番美味しいエビを食べる技術)は、どうやって、衣の部分(修飾語句)をはがして、エビ(SV)にたどり着くかということです。

 

では、どうすれば、衣(修飾語句)をはがして、エビ(SV)にたどりつけるのか、次の章でみていきましょう!

 

 

第2章 “エビ天”をはがして、美味しいエビを食べる方法

ここでは、英文での、エビの部分(SV)の発見の仕方を学習していきましょう!

S(主語)の発見方法

S(主語)とは、文頭の副詞句を除いた最初の名詞で、「~が」「~は」と訳します。ポイントは、副詞句を取り除くだけなので、S(主語)はすぐに発見できるようになります。

 

V(動詞)の発見方法

実は、難しいV(動詞)の発見。英文のV(動詞)の発見が難しい理由。

①    -ing,-edと形が変わる。

②    can, may, wouldなど助動詞を伴うことがある。

③    現在分詞、過去分詞による修飾、また関係代名詞の節などバリエーションが多い。

 

上記の理由により、どれが英文の中心となるV(動詞)かを発見するには、それなりのトレーニングが必要です。逆に、このV(動詞)が発見できるようになると、英文がどれだけ長くなっても、短時間で大意を把握できるようになります(^▽^)/

以下に動詞が発現するパターンをまとめます

英文の中心となる動詞の働き(エビの部分)

①    名詞(S)動詞(V) He walks./She is running.など。

②    名詞(S)副詞 動詞(V)I often play tennis.など。

③    名詞(S)助動詞 動詞(V) I can swimなど。

④    名詞(S),挿入節(句),動詞(V)her strategy, on the other hand, is quiet practical.

 

修飾語句(説明しているだけの句)としての動詞の働き(衣の部分)

⑤    名詞(S)形容詞句(動詞含む)the house standing on the hill, the picture took by meなど。

⑥    名詞(S)関係代名詞(動詞含む)the girl whom I met at the station

 

では、実際の英字新聞の英文をみて、“エビ天”の“エビ”を見つけてみましょう!

Tsuda college, occupying a leafy campus in the western suburbs of Tokyo, is a private college where female students are educated in languages and the liberal arts.

 

S(主語)は文頭の名詞なので、Tsuda Collegeというのがすぐわかると思います。では、英文の中心となるV(動詞)はどれでしょう???Tsuda collegeの直後に出てくる、occupyingでしょうか?少し離れたis???はたまたwhereの中に入っている、are educatedでしょうか?

まず、occupyingは先程述べた⑤のパターン、are educatedは⑥のパターン、つまり修飾語句としての動詞の働き、つまりこれが衣の部分です!!!

ということは、エビはTsuda college is a private collegeとなります!!!

例の様な長い英文も、エビの部分だけ見るととてもとてもシンプルな英文となることがおわかり頂けたと思います。「このエビの部分をいかに早くみぬけるか」が英語長文読解の鍵となるので、是非この例を覚えておいてくださいね(*^^)v

 

第3章 単熟語は必須です!!

エビ天

エビ

What’s next??

“エビ天”から“エビ”にたどり着いて、美味しくエビ天丼を食べるための、大きな手助けとなるのが、単熟語です。単熟語の意味がわからないと、どこまでが衣で、どこがエビかという区別をつけるのが、とても難しくなります。単熟語は、筋力トレーニングのように、日々トレーニングしていくもの、つまり天丼でいう“ごはん”のように“当たり前にあるもの”で、“やっても意味があるのか”ということを考えることは、“天丼にご飯は必要か”ということを聞いているようなものです。つまり、“自明の理”なので、どれだけ素直に真摯に取り組めるかが鍵です。

また頑張り次第によってすぐに結果が出てくるものでもあるので、これは、いくつかある方法の中から、自分なりのトレーニング方法をマスターしていきましょう!

以前も紹介した方法をお伝えしますが、繰り返しになりますが、すべての方法で「毎日、全範囲、必ず音読して学習すること」がとても大切です。

①   CD(音声)活用法

通学などの隙間時間を活用する学習法です。耳から単熟語とその意味を聞き、それを声に出して活用することで、音読学習がはかどります。英語も、日本語と同じ言語ですので、「聞いた量、そしてそれを声に出した量」は上達の鍵になりますので、是非試してみてください。単熟語を収録したCDは、教室にて購入できます。

 

②   単熟語イメージ法

覚えたい単熟語を、「自分の身近なものと結び付けて、または関連付けて暗記する方法」

です。例えば、「endeavor=努力」という単語を覚えようとするときは、「アメリカのスペースシャトル、エンデバーと結び付ける」とか、「attraction=引き付ける性質」という単語は、「遊園地の乗り物のアトラクションと結び付ける」などです。文字だけを見ていると、覚えにくいですが、それと実際に自分の身近な事物に結び付けて考えることで、より単熟語に関する親近感が出てきます。慣れてくると、日本語の中には、以外に英単語がよく使われています。

 

③   絵に表して暗記する方法

覚えたい単熟語の例文などの状況を、「実際に絵を描いてみて暗記する方法」です。

例えば「eat out=外食する」という熟語は、「実際に自分が友達と、ファミレスなどで食べている絵を描いてみる」というやり方です。特に覚えにくい単熟語などは、「いかに記憶に定着させるか」ということを考えたときに、実際に絵にしてみると、「単熟語と絵」がセットで覚えられて効果的です。

 

④   接頭・接尾辞を意識する方法

英語の単語の頭、または後ろの部分にはある特定の形がつくことにより、異なる品詞になったり、または「否定」など、ある共通の意味を表すことがあります。これを、規則的に覚えると、初めてふれる単語でも、意味を推測することができます。例えば、以下のようなものがありますので、活用してみましょう。

un(否定を表す接頭辞)+able(~できる)→unable(~できない)

en+rich(形容詞で“豊かな”)→enrich(動詞で“豊かにする”)

 

⑤   ○△×法

単熟語を使い、範囲の単熟語を以下に分類します。

○:意味を既に知っている、または1回で意味を覚えられたもの。

△:2回で意味を覚えられたもの。

×:何度やってもなかなか、意味を覚えられないもの。

○に関しては、3日に一回確認。△:1日1回確認。×:毎日に何度も学習。

第4章 要約と和訳の違いを意識しよう!

  

“美味しいエビ天丼の食べ方”が分かってきたところで、“要約”と“和訳”の違いを説明していきましょう!単熟語を5割位覚えてくると、衣もエビも一緒に食べて、“今食べた(読んだ)エビ天(英文)は、こんな感じの味だった(こんな感じの内容だった)”と思う様になってきます。これが、まさに“要約”で、「ざっくりした食感(読み感)」を指します。力がついてきている証拠ではあるのですが、あくまでも過程であり、これで、「美味いエビ天が食べられるようになった!」と油断したら、そこからが大変です。入試では、きちんと衣をはがして、エビであるSVを捉えて訳す技術(和訳)が求められています。まずは、この和訳が正確にできてこその、次の段階の速読です。要約→速読に移行しても点数にはつながりません。大切なのは、「要約→和訳→速読」のプロセスです。

 

 

第5章 1-4章を理解できたら、速読は簡単!

 

 

最後に、高3の夏までにどうやったら「速読」がマスターできるようになるのか、長文の復習の仕方で具体的に説明していきましょう!!

 

授業:

“エビ天”のどこまでが“衣(修飾語句)”でどこが“エビ(SV)”なのかを理解して帰る。“エビ天”を美味しく食べるための、基本的なご飯(単熟語)をきちんと消化する。

 

復習:

STEP1                 英文和訳を提出(授業で習ったことをもう一度確認しながら、訳す練習)

STEP2                 白文を見てSVだけをつかむ練習。

STEP3                 切れ目まで英語を見て、日本語に訳すという、同時通訳の訳を実践練習。

STEP4                 過去長文の復習では、白文を見てSVをつかむことと、同時通訳の両方を実践する。

 

長文の日に、以上の方法を高3の夏までに地道に続けることで、夏以降英語の「速読」と社会に勉強の時間を充てられるようになります。現役で合格している人たちは、夏以降は英語の復習テストは8-9割とった上で、社会にも十分な時間をかけて取り組み、入試が始まってからも、実際の試験問題を見直し、本番の試験まで最後の追い込みをしています。繰り返しになりますが、

①    英語の「和訳」を身につけ、長文の「速読」に多くの時間をあてること       

②    夏以降「社会」に多くの時間をあてること

の2点が特に、現役合格の鍵となるので、意識して取り組んでください。

 

そのためには、まずは“エビ天”の“衣”を上手くはずして、“エビ”にたどりつくトレーニングを、始めていきましょう!!はじめは、どこからはがしてわからない“衣”も、だんだん上手にはがせて、肝心の美味しい“エビ”にたどりつけるようになるので、楽しく、諦めず、自信をもって取り組んでください!!!

著者プロフィール

著者アイコン
永戸 紀行
永戸紀行
藤井セミナー
自由が丘教室教室長
世界史責任者
関西学院大学法学部政治学科出身
オール偏差値40以下からの大学受験に挑戦し、徹底した戦略分析と効率主義で世界史偏差値78と英語70国語68まで伸ばす。
受験生へのアドバイス
最後まで諦めずに自分の弱点を分析し、志望校への最短ルートを把握して効率よく頑張れば逆転合格への道は開けます。

関連記事