1日3時間の勉強で難関大に現役合格する受験生の特徴

1日3時間の勉強で難関大に現役合格する受験生の特徴

難関大に現役合格する受験生は、いったいどのくらい勉強しているのでしょうか。ある予備校の調査によると、難関大に現役合格した受験生の平均勉強時間は約6時間(休日含む)でした。

一方で東大の学生サークルが東大生に対して独自調査したアンケート結果によると、平均勉強時間の分布で案外多かったのは「0~3時間」。東大のような難関大合格者ほど「時間より質」を追求した効率的な学習を心がけているようです。

では、勉強の質が高い受験生にはどのような特徴があるのでしょうか。

受験勉強を始める前に「志望校」が決まっている

難関大の現役合格を勝ち取るためには、各大学が出題する試験問題で合格最低点に達する必要があります。各大学によって出題傾向はバラバラで、解答方式も記述式かマークシートかで違います。志望校が決まらないまま漫然と勉強を続けていては、各大学で出題される問題に解答する力が養われず、現役合格はおぼつかないのです。

前述の予備校の調査によれば、難関大に現役合格した受験生の4分の3が「高2」までに志望校を決定しています。本格的に大学受験勉強を始める前に、まずは「第一志望校」を決定し、過去数年分の出題問題を徹底的に分析してみましょう。第一志望校の合格最低ラインを超えることを目標に最短距離の受験計画を立てるのです。併願校は、第一志望校と出題傾向や科目が似通っている大学を選び、受験勉強の効率化を図りましょう。また、早い時期から志望校を決定することがモチベーションを高め、合格に向けて勉強に集中できるというメリットもあります。

しかし、難関大ほど出題問題のクセが強い傾向にあり、独学ではなかなか対応しきれないこともあるでしょう。困ったときは、受験のプロである学習塾・予備校の力を借りることも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。大学別の対策講座を設けている予備校も多いので、志望校対策のノウハウを学べると思います。

教科書中心ではなく、質の高い教材を使って効率的に学習している

普段の定期テストでは点数が取れるのに、外部模試になった途端に点数が落ちたという経験はありますか。高校の定期テストは、事前に教科書で学習した範囲から出題されるため、授業を真面目に受けていれば点数が取れるように作られており、いわば「授業の理解度テスト」です。一方で外部模試は大学受験を想定した「合格力判定テスト」といえます。つまり、「外部模試に弱い」ということは、「大学受験の本番に弱い」ということなのです。

では、外部模試に強くなるにはどうすればよいのでしょうか。教科書はもちろん大切ですが、教科書一辺倒の勉強ではなく、本番の入試問題を想定した質の高い教材で勉強するのが効果的です。

例えば、主要科目のひとつである英語の勉強法に触れてみましょう。難関大の英語の入試問題は大半が長文問題で構成されています。よくある勉強法は、まず単語熟語を覚えて、文法問題を解けるようになってから、最後に長文問題に取り組むという流れです。これでは時間のない現役生は入試本番に間に合いません。

おすすめなのは、単語熟語を一通り暗記した後、すぐに長文問題に取り組む方法です。長文に登場する文法を覚えてから、覚えた文法は志望校の過去問を解くことで自分のものにしていく……とはいえ、この勉強法は市販の参考書での独学はなかなか難しいです。現役生はとにかく時間がありません。合格までの最短距離を走るうえで、市販の参考書では回り道になる可能性が高いのです。その点、学習塾や予備校で制作された教材は合格のための要点が詰まっていて効率的です。質の高い教材は現役合格に直結するといっても過言ではありません。

睡眠時間はたっぷりとり、部活動・文化祭にも全力投球

現役生は浪人生に比べて勉強時間が圧倒的に足りていません。理由のひとつが、文化祭といった学校行事や部活動があること。しかし、勉強時間を確保したいからといって、学校行事に手を抜くのはおすすめしません。実際、難関大に現役合格する受験生は、勉強以外の高校生活にも力を入れていることが多いようです。一生に一度の学校行事や部活動にも全力で取り組み、高校生活を楽しみながら大学受験勉強の息抜きをしているのです。

また、学校にいる時間が自由にならないからといって、むやみに睡眠時間を削ろうとするのもよくありません。「4当5落」といわれたのは昔の話。現役合格する受験生は平日にも十分な睡眠時間をとっています。難関大に現役合格した受験生の8割以上が、6時間以上しっかり睡眠をとっているという調査結果も出ています。勉強時間の確保は大切ですが、受験本番前に体調を崩して受験できなくなれば元も子もありません。

難関大に現役合格する受験生は、「やるべきこと」と「やらなくてもよいこと」を明確に区別し、試験当日に勉強してきたことを的確にアウトプットできています。どのくらい勉強したかは勉強時間で測るのではなく、どれだけ試験会場で答案用紙に書ける知識を吸収できたかで計るべきなのです。毎年多くの受験生が難関大に現役合格しているので、彼らの勉強法を真似ることから始め、早めに自分の受験スタイルを確立しましょう。

 

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