大学受験のために知っておきたい一般入試の基礎知識

大学受験のために知っておきたい一般入試の基礎知識

大学入試と一言に言っても、最近は試験形式が実にさまざまです。受験生の親世代では、せいぜい推薦入試と一般入試くらいしかありませんでしたが、今では、一般入試でも同じ学科・学部を何回も受験できたり、得意科目を生かした配点にできたりなど、いろいろな形式があります。

ですから、受験を意識しはじめたときに、どのような入試形式があるのかを調べることはとても大切です。自分の得意科目を生かした受験ができたり、志望している大学の試験を何度も受けたりできる機会があれば、合格率もそれだけ高まります。

大学ごとの違いはもちろんありますが、ここでは大学の一般入試について、おおまかな仕組みを説明したいと思います。

大学受験の一般入試の種類:国公立大学と私立大学の違い

それでは、国公立大学と私立大学の入試方法ではどのような違いがあるのでしょうか?

国公立大学(センター試験と大学別の二次試験)

国公立大学の一般入試の場合、まずセンター試験を受け、その後に大学別の二次試験を受けて、その合計点で合格できるかどうかが決まります。

二次試験には前期と後期の日程がありますが、前期のみまたは前期と後期の間に中期の試験を実施する大学もあります。入学手続きをした時点で他の大学には合格できなくなるため、第一志望校は前期に受けることになります。

私立大学(センター試験利用、各大学独自の試験)

私立大学の一般入試は、バリエーションに富んでいます。それぞれの大学独自に作成された試験に加え、最近はセンター試験を利用する大学も多く見られます。また、試験日や試験の形式を選択でき、同じ学部・学科を何度か受験できる機会が多くなっています。私大の一般入試には実にさまざまな形式があるので、次の項目でもう少し詳しく見てみましょう。

大学受験の一般入試:私立大学の一般入試の種類

私立大学の一般入試は本当にたくさんの種類がありますが、ここでは多くの私立大学が採用している試験を紹介していきましょう。

センター試験を利用する私立大学は8割

最近では、私立大学の一般入試の約8割でセンター試験が利用されています。センター試験だけで合否が決められる場合と、センター試験の後に大学独自の二次試験が実施される場合があります。センター試験を利用した入試と、大学独自の試験を利用した入試(こちらを「一般入試」と呼ぶ場合もあります)を併願できる仕組みになっていることがほとんどです。

私立大学独自の試験

大学独自で行われる試験では、複数ある試験日のなかから都合のいい日を選択できたり、複数の学部・学科を志望する場合でも試験を一度だけ受ければよかったりなど、自分の受験計画に合わせて、かなり自由の利く選択ができます。

ただし、同じ学部・学科でも試験形式や日程によって募集人数が違う、マークシート式か記述式かなど解答方法が違うということもあるので、しっかり調べておくようにしましょう。

  • 全学部統一試験

その大学の全学部が同じ内容の試験を行うので、試験結果をすべての学部・学科に適用することができます。一度受験するだけで、複数の学部や学科に合格することが可能です。

  • 試験日自由選択制度

ある学部・学科を受験する際、複数ある試験日から都合のよい日を選ぶことができます。

  • 科目選択型

受験する科目を自分で選ぶことができます。

  • 得意科目重視型

試験科目の中で、自分が得意な科目の配点を高くしたり、一番得点が高い科目のみを取り上げて合否を決定したりするものなどがあります。

  • 地方試験

進学したい大学とは遠く離れた場所に住んでいる場合、自宅に近い都市の試験会場で受験することができます。

  • 後期日程

3月など比較的遅い日程で行われます。二次募集ともいわれ、倍率は高くなりますが、志望校に再チャレンジすることができます。

大学受験の一般入試:どのような教科で受験できる?

大学入試でポイントになるのは受験教科です。学校毎のみならず学部毎で教科が変わってきてしまうので、しっかり調べておきましょう。

国公立大学では5教科以上

ほとんどの国公立大学(特に国立大学)では、一次試験に当たるセンター試験で5教科以上が必要になります。二次試験では、2~3教科程度が必要になります。後期日程では、二次試験の教科が少なくなったり、小論文のみの出題になったりする場合もあります。

私立大は3教科が基本、中には1~2教科も

私立大では、英語を含む3教科が必要なことがほとんどです。文系の場合は、英語・国語と社会か数学のなかから1教科選択、理系の場合は英語・数学・理科というのが一般的です。なかには、1~2教科を選択できる大学もありますが、教科が少ない分競争率が高くなるので注意してください。英語の試験を受ける代わりに、英検やTOEFLの結果を利用できる場合もあります。

まとめ

大学の一般入試には、日程、教科数、テストの形式など、実にさまざまな選択肢があります。一見すると複雑で、募集要項を読むのも面倒になってしまうかもしれませんが、自分にあった試験形式で受験できれば、合格のチャンスもそれだけ高まります。志望校を決める際には、それぞれの大学の試験形式についてきちんと情報を集め、効果的に受験勉強ができるようにしたいですね。

 

参考:

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