受かるE判定って? 大学受験における模試の判定はどの程度信用すべきか

目次
1:A判定を取れば確実に合格とは限らない!模試と受験の違いとは何か
2:模試の判定がAでも本番で不合格になる例
3:DやE判定でも合格できるのが藤井セミナー
4:「受かるE判定」の特長 
5:現状に甘んじては、「不合格のE判定」になるので危険です!
6:本当の実力がわかるのは成績の悪い模試である
 

大学受験を気にしはじめる高校2年生や、受験勉強を本格的にスタートさせる高校3年生の人は、模試の判定に一喜一憂してしまいがちです。たしかに、志望校の合格判定はいつでも気になるものですが、模試と実際の試験ではかなり違いがあるので、どの程度信用すべきなのかを理解しておく必要があります。模試をうまく活用して、受験勉強に生かせるようにしましょう。

1:A判定を取れば確実に合格とは限らない!模試と受験の違いとは何か

進学校に通っている高校生であれば、1年生のころからさまざまな模試を受けるでしょう。模試の種類は予備校などによって違いますし、難易度ももちろん異なります。ですので、甘めに判定が出ることもあれば、厳しめに判定が出ることもあるのです。例えば、学校で強制的に受けさせられる模試の場合、特に高3の夏前だと、何割かの生徒は模試の時間に寝ています。そうなれば、寝ている生徒も含めての偏差値なので、偏差値50が実力の真ん中ではないかもしれません。また、高3の始めの方では多くの受験生が英語なら英単語を何千と覚えているわけがありません。そこで偏差値が70出ても参考になりにくい。でも高3の秋深まった頃には、多くの受験生が英単語なら何百何千ぐらい覚えているのです。そこで偏差値70なら、本番の合否に向けてはかなり信頼性も出てきます。
そういった意味で、たとえ模試で志望大学に対してA判定を取っても、その模試が常に甘めの判定を出していればあまり過信しすぎないほうがよいでしょう。そういった模試では、判定だけでなく偏差値も高く出るものです。

また、模試は画一的であるのに対して、私立や国立二次の試験は大学ごとの個性があります。例えば、英語の模試と同志社大学を比較してみても、大問数が全く違うし、独立した文法問題は同志社大学にはありません。そして、なんといっても長文がすごく長い!

そのような試験と画一的な模試では、問題の質も量も異なります。そういった理由から、模試は難関私立大学や国立二次の試験の参考にはあまりならないでしょう。

だれもが等しく受けるセンター試験とは違いますので、難関私立を目指している人は模試でA判定が出たからといって、絶対に合格できると過信してはいけません。むしろ、模試でA判定が出た受験生が、実際の試験では不合格となるケースも実は多いのです。この場合は、現役生に多く見られます。

2:模試の判定がAでも本番で不合格になる例

例えば、勉強をしなくても現代文ができる女子が、現役生を対象にした模試を高3の秋に学校で受けたとします。まだ、この時期は夏前に部活を引退した根性丸出しの勉強をしている男子受験生の社会は完成していません。だから、この女子は英語と国語で高得点を取りA判定が出る場合があります。そしたら、やはり心の底ではやや安心して、しんどくて辛い社会の詰め込みは避ける傾向にあります。
その時に、先の根性丸出しの部活を引退してから猛勉強している男子生徒が社会を詰めまくっているのです。その結果が出るのは、おそらく受験本番です。さらに、社会は得点調整があるので、7割前後の得点なら20~30点マイナスになることも多いのです。そして、結局、秋に英語と社会で点数を稼いでいた女子が本番の入試では不合格で、直前の模試までずっとE判定で国語が苦手な男子が社会を詰めまくって合格!という事例はよくあるのです。

模試の特長をまとめておきます。
①早慶上智、GMARCH、関関同立はどれも入試に特徴があり、大問数や時間配分の観点からは、模試の問題形式が参考になることは少ない。
② 理想はすべての問題に対応できることだが、高2の終わりから勉強を始めたとか、部活を引退してから猛烈に勉強を始めた生徒は、勉強キャリアが短いので、志望大学の過去問は入念にして時間配分ができても、模試までは対策なんてしない。
③特にセンター型の模試だと、国公立組は入念に時間配分や傾向も対策しているので、難関私大受験者は全く不利。
④特に現役生は、実力がアップするのが12月や1月の場合もかなり多い。これは難関私大のオープンキャンパスで、職員が大学生にアンケートをした結果を発表していることからも明らか。でも、その頃には最後の模試は終わっている。
⑤模試は、1回だけの受験だけど、例えば同志社でも早稲田でも数回は受けることができて、そこで1回でも受かれば来年は大学生!

以上の事から、特に現役生ともなれば、模試の結果があてにならない事がよくあるのです。 

3:DやE判定でも合格できるのが藤井セミナー

藤井セミナーの神戸三宮教室で毎年、難関私大を中心に合格後のアンケートで調査をしています。難関私大は、早稲田、慶応、上智、同志社、関西学院、立命館、関西大学、明治、立教、青山、学習院、中央、法政、西南学院、南山大学です。あと、難関国公立に合格した場合は、彼らも含めています。
実際、現役生に限れば、これらの大学に合格した生徒の直前の模試は、半分ぐらいの生徒の直前の模試の判定はD判定かE判定でした。

2017年の神戸三宮教室の現役合格者の中から、
ほんの一例を紹介すると…

◆親和女子 Uさん 同志社(法、経、商)など合格 
  直前E判定だが、同志社の本番では英語は7割獲得。
鈴蘭台  H君(ハンドボール部) 同志社(経、社)、関学(経など)合格
  直前E判定だが、同志社の本番では英語は8割獲得。 
◆県立芦屋 Oさん(吹奏楽部) 同志社(法、社) 合格  
     直前E判定だが、同志社の本番では社会は9割獲得。
◆県立芦屋 Nさん 同志社(社、政策)合格   
     直前E判定だが、同志社の本番では英語は8割、社会は9割獲得。

◆神戸龍谷 Fさん 同志社(社)合格    
  直前E判定
◆県立芦屋 N君(サッカー部)関西学院(経、商などなど)合格 
  直前E判定だが、関学の本番では英語は7割、社会は9割以上獲得。 
◆県立芦屋 M君(サッカー部)関西学院(経、商などなど)合格 
  直前D判定だが、英語7割、社会は9割獲得。
◆滝川 T君 関西学院(経、法、文)
  直前D判定
◆御影  Mさん(応援部) 関西学院(商、社など)
  直前E判定で、学校では甲南もうかるかどうか…と言われた。
◆神戸国際女子 Fさん 関西学院(商) 
  直前E判定で、学校では「産近甲龍を受けろ!」と言われた。

紹介してたらキリがないので、これぐらいで辞めておきますが…、藤井セミナーの神戸三宮教室の一部だけの紹介でもこれだけあるので、全教室で言えば、相当な数の「直前D,E判定」から難関私大合格者は出てくるのです。

要は、「受かるE判定」と、「受からないE判定」があるのです。

4:「受かるE判定」の特長 

藤井セミナーでは、毎週毎週、生徒の復習のレベル、音読から得られる速読力のレベル、単熟語の暗記のレベル、英語長文を中心にした実力のレベルを把握しています。それに、世界史 or 日本史の社会の実力、大学過去問の取り組み、などを総合的に判断して、「受かるE判定」なのか、高校の先生と同じ意見で「不合格になるE判定」なのかを見極めています。

「受かるE判定」の生徒の特長は…
①今は実力はなくても、英単語、英熟語をかなりのハイレベルで暗記している
②今は実力はなくても、授業の復習では音読練習を頑張っている
③世界史 or 日本史 は、暗記が完成していないけど、何回もまわしている
④大学を絞って過去問に取り組んでいる

…などの特長があります。また、こういった事を達成していけるように指導しています。その結果、高校の進路指導では、「絶対に受からん!」と言われていても、藤井セミナーの生徒は受かってくるのです。

ここで、恐らく「そんな生徒は、1人か2人では?」って思う方もいると思います。受験はメンタルです!「1人でもいるなら、自分がその1人になったろ!、いや1人もいないなら、自分が初めての1人になったろ!!」ぐらいの強い気持ちがある生徒なら、偏差値30前後でも、難関私大には1年ぐらいの受験勉強で受かってきます。

そもそも、偏差値や判定は、その昔、大手予備校が営業の為に編み出した…とも言われているものです。なので、そんなものに一喜一憂することなく、まずは覚える事をしっかりと覚えて、それを使って問題を解く練習をして、できなければ復習を頑張って、夏前後からは受ける大学を絞って大学の過去問で練習する…という大きな流れを間違わなければ、模試の判定なんて現役生にとっては、ほぼ関係ありません。

ただ、たっぷりと受験勉強ができる浪人生は、どんな試験にも対応できるようになるので、多くの浪人生は難関大学の判定がAやB判定をつけて合格していきます。

5:現状に甘んじては、「不合格のE判定」になるので危険です!

ここで注意してほしいのは、「DやE判定でも十分合格できる!」と言われた人が、「まだ間に合うからいいや」などと勉強を先延ばしにしたり、「本番なら大丈夫」と勉強もせずに根拠のない自信をもってしまっては、「不合格のE判定」の人になってしまいます。合格する生徒は、最後まで諦めずに勉強を詰めてきます。スポーツでも、試合中盤でちょっとリードしてても、最後に大逆転…ってことはよくあります。受験勉強も同じです。だから、合格通知を手にするまでは、決して気を抜かず、油断せずに、周りのライバルの頑張りに刺激されて頑張っていくことが必要です。
自分が頑張ることができる、一番簡単な方法は、ライバルを見つけて、大人げなく戦うことです。そして、潜在意識に眠っている自分の「負けじ魂」を開放してください。そしたら、しんどさや辛さを感じなくて勉強を頑張ることができます。だから、本気になれば個別指導などの塾に物足りなさを感じて藤井セミナーに移る生徒が多いのです。 

6:本当の実力がわかるのは成績の悪い模試である

模試はあくまで参考ということは先に述べましたが、模試でどんな問題が出ても一定の点数をキープできるということは、本番でもさまざまな問題を解くことができるということです。自分のなかで得意分野や苦手分野があるでしょうが、苦手分野が多く出てしまった場合や、どうしてもコンディションが悪くいまいち問題が解けなかった場合の模試こそ、チャンス!だと捉えてください。

何がまずかったのか…、模試を解いている時の事を思い出して次に活かすのです。基本的な事からチェック項目をあげていきます。

 1:根本的に知識が足りなかったかどうか。
 2:知識はあったが、設問を理解できずに問題を間違ったかどうか。
 3:時間がなくて、焦ってしまったかどうか。
 
自分ができなかった時こそ、実力アップへの作戦のカギがあります。
また、模試で間違った直後に復習することは、自分に強い印象を残すことになり、これからの暗記にはかなり効果的です。特に英文法、英作文、日本史 or 世界史などです。大学受験の勉強は、範囲が決まっているので、基本的な事は繰り返し出ます。そして、模試はかなり基本的な問題の宝庫なのです。 

だから、必ず模試の後は自分で分析をしてください。どうしたら良いから分からない生徒は、それぞれの所属の藤井セミナーの教室の先生に聞いてみてくださいね! 



参考:

著者プロフィール

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上田徹
藤井セミナー塾長(三宮教室担当):藤井セミナーを約30年前の大学生時代に作り、大学や社会人時代に平行して受験指導をしてきました。関西学院大学経済学部卒ですが思い出のほとんど体育会レスリング部での活動。大学卒業後、一旦はパナソニックに就職し海外営業部に勤務。今の偏差値が40なくても、藤井セミナーのノウハウなら関関同立、GMARCH,早慶上智や難関国公立に英語を武器として合格できます。この塾の先生の多くは、かつては勉強できない苦しみを経験し、そこから這い上がって下剋上を実現しています!だから何をどうすれば成績がアップするか具体的に熟知しています。自分の潜在力と未来を信じて、今、はじめましょう!そのノウハウが藤井セミナーにはあります。

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