ドルトムント香川真司選手からみる成功者の精神

ドルトムント香川真司選手からみる成功者の精神

高校生の皆さん、夢はありますか?>

恐らく、大半の人が具体的な夢を持っていないのではないか、と思います。私自身もかつてはそうでした。ただ何となく高校に通って、ただ何となく生活を過ごしているだけでした。

<夢を持てなくなった理由>

幼稚園児や小学生の頃は、大胆に夢を描く事が出来ました。それは、その夢を達成するまでの距離感が全く掴めない状態だったからです。しかし、年齢を重ねるうちに、夢までの距離が具体的になり、「この状態なら無理なんだろうな…」と諦めモードに思考が入ります。

<成功する人ってどんな人?>

大学受験で志望校に合格する人が「成功者」だと言っているわけではありません。しかし、ここでは「人生を変える一つのチャンスを得る」という意味での成功を指しています。

 スポーツにしても、音楽にしても、その道で生計が立てれる程の成功を収めるのは、非常に困難な事です。私と同じ小学校に在籍していた(年齢は一学年下)現在ドイツブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムントで活躍する、香川真司選手は、当時から「絶対にプロサッカー選手になる」と日ごろから声に出して言っていました。彼がまだ、神戸市垂水区のサッカースクールに通っていた頃、私も同じチームで練習をしていたのですが、彼一人だけ尋常ない程の個人練習をこなし、常にサッカーの事を考えている小学生でした。そして、小学校を卒業すると、彼はすぐにサッカー留学をする決断をし、東北の強豪クラブに入団し、そこからは各世代の日本代表にも選ばれ、現在は日本代表の10番を背負う中心選手となりました。

 彼がJリーグや海外リーグで活躍する姿をメディアで見るたびに、心躍る気分になり、そして「本当のプロ、本当の成功者」の姿を見るたびに、夢を口に出して公言し、その目標に向かって迷いなく突き進んでいくことの大切さを実感します。

 本当の成功者は、おそらく「現実するか否か」という基準は捨てて、「自分にとっての夢(目標)を持ち続けること」を、日常的に行うことが出来る人達であるのだと思います。

 <大学受験はただの通過点だけど、皆にとっては大きな目標でもある>

12年前、私がまだ藤井セミナーの生徒だった頃の話をします。神戸市第三学区地域の中の偏差値底辺高校で学生生活を過ごすうちに、自分の中で大学に行くというマインドが消えてしまっていました。

気が付けば高校2年生が終わろうとする頃、ある事に気がつきました。「あと一年で高校を卒業しなくてはいけない」ということです。ここから、放り出されてしまったら、自分はいったい何に属すことになるのだろうか。将来の事など全く考えた事などなく、ただ何となく生活していたことに、焦りと後悔がどっと湧き出てきたのです。そこから、藤井セミナーに入塾して、所在地も難易度も知らないまま、関西学院大学という大学を目指す事に決めました。理由は、その大学に通っている大学生のスタッフの方が、とてつもなく「大人」で「かっこいい」といえる人だったからです。きっかけなんていつも小さな所から湧いて出てくるものです。しかし、目標を持つことが出来た瞬間に、私の中である変化が生まれました。それは、考え方そのものを変えることが必要だということです。具体的に「4年後」を考えたり、「25歳ぐらいの年齢の時」などを考えるのです。

いつまでも子供のままで、親に甘えて生活していく事が出来ないということを、リアルにとらえて「行動する」というマインドに変えていくことが必要です。

 大学に進学しても「何もゴールなんかじゃなかったんだ」と大勢の人が気が付きます。大学生活は、中学や高校より遥かに難しいものです。その理由は、圧倒的に「自由」だからです。縛られないということは、「自己判断」で行動しなければいけないということです。しかし、それをする中で、子供時代から大人時代へとステップアップをすると考えて下さい。大学に入るために「最大限の苦労と努力をした」経験がある友達が出来たり、自分には出来ない賢い考え方が出来る友達が出来たりすることで、自分もその環境の中で成長して、社会に出ていくと考えて下さい。

 ここで、話を戻します。皆さんにとって、大学合格は、とりあえずの目標だということです。

 成功したければ、強引にでも、目標となる大学を決めてほしいと思います。そしてその「決め方」も大切です。「このまま最大限に努力をせずとも入れる大学」を設定しても何の意味もありません。そして、そんな大学に進学してしまうと、大学費用や時間が浪費されるだけになってしまいます。

 目標は可能な限り高く設定して下さい。そして、その目標をぶれずに持ち続けることが成功の秘訣です。大学は遠ざかっていきません。目標や夢から遠ざかるのは、どんな時も人間側なのです。

<さいごに>

皆さんの中の心の奥底の部分まで自己分析し、自問自答をしてみて下さい。

自分は親に甘やかされて育ってきた、と思いますか?

それとも、かなり厳しい家庭で育ってきた、と思いますか?

これ、実は受験を突破する上でのマインド作りに、大きく関係することなのです。

私が思う「甘い考えの人」というのは、極度に打たれ弱い人、そして、自分のわからない事をわかっている人に質問できない人、自分の考えが常に正しいと思うことなく貪欲さと柔軟性をもって思考を変えていけない人、を指します。

受験勉強において大切なことは、香川真司選手のように「常に夢をもって行動すること」と、上記のような甘い性格を全て変える事です。

有名な予備校に通っていても、大半の学生は志望大学には届きません。合格する人は、一人で何個も合格を勝ち取っていきます。なので、はっきり言うと、どんなに良いノウハウを知ることが出来る環境にいても、その情報をもとに努力が出来るかは、完全に自己の思考の問題、つまり目標が無いのなら「今日から持つ」覚悟を決めれるか、上記のような甘い考えを持っていると思うならそれを全て変えれるか、にかかっています。

高校生の間に、これらの精神的な部分とじっくりと向き合い、そして「自分を変える」ことが出来た人は、大学に進学した後、大きな成長をすることでしょう。

 昔は当たり前だったことも、最近は全く当たり前じゃない事が増えました。強靭なメンタルを持った高校生の減少を、少しでも食い止めて改善したい、それが私の今の目標です。

ありがとうございました。

著者プロフィール

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森本 雄帆
藤井セミナー 明石・加古川教室教室長
英語・世界史担当
関西学院大学法学部政治学科出身
底辺高校から現役で偏差値39から68にアップ。
大学卒業後は金融機関に就職。現在に至る。

受験生へのアドバイス

「継続は力なり」を大切にして努力しましょう。

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