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浪人生の勉強の仕方(私学文系の場合)
藤井セミナー 神戸三宮教室 浪人生の勉強の仕方(私学文系の場合)
早稲田慶応上智、関関同立(同志社、関西学院大学、立命館大学、関西大学)、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)を目指す私学文系の浪人生の為の勉強プランと、様々なアドバイスです。
この通りにしなくてもいいですが、参考にしてください。
《目次》
はじめに
1 毎日、勉強をする項目を作り、順番にこなす
2 毎日ではない勉強は、曜日で決める
3 英語の勉強方法
①単語の暗記(青の本)
②熟語の暗記(緑の本)
③文法構文の暗記(ピンクの本)
④ネクステージ(ネクステ)やスクランブルは不要!
⑤発音記号と音声(TOEIC)
⑥前置詞
4 長文音読復習のやり方
5 社会の勉強方法
6 現代文の勉強方法
7 古典の勉強方法
8 1日の勉強時間
9 模試
10 1年のスケジュールと目標
11 知識と教養
12 藤井セミナーの浪人生の心構え
はじめに
藤井セミナーで浪人する受験生は、私学文系の生徒が多いと思います。藤井セミナーで浪人するメリットは、
①大手予備校より格安でお金がかからない
②お金がかからないのに、大手予備校より難関私大には受かりやすい!
③復習中心なので、誰でも楽に勉強を継続できる
④最低必要な授業だけをするので、たくさんの時間を自分で計画して使える
などのメリットがあります。ただ、保護者の方たちから見れば、「強制して勉強させて欲しい!」とか、「そんなに授業が少なくて大丈夫?」と思うのでは??
まず、スポーツでも「やらされている練習」では、すぐに限界がきて、ある所からは伸びません。私学文系受験でも、例えば偏差値40スタートなら、嫌々やらされても産近甲龍には行けても、関関同立やGMARCH,ましてや早慶上智は無理でしょう。
だから、自分の中から本気になって行かなくてはなりません。その本気になった時には、逆に大手予備校のような予習中心のカリキュラムが邪魔で窮屈になり、最初に大金を振込んだのに辞めてしまう生徒が数多くいるのです。
ただ、藤井セミナーも生徒を野放しにしているわけではありません。
ポイントポイントで、色々とアドバイスをしています。最初の授業の時にも話をしましたし、授業前後の話の中でも浪人生の勉強の仕方や心構えの話はしています。
ただ、忘れてしまう生徒もいるかもしれないので、この記事でまとめておくことにします。
1 毎日、勉強をする項目を作り、順番にこなす
曜日ごとに、勉強をする項目を作り、順番にやっていくのがいいと思います。
最初、朝起きてから、
①単語の暗記(青の本)
②熟語の暗記(緑の本)
③文法構文(ピンクの本)
④長文音読復習
⑤社会の暗記
ここまでは、絶対に毎日やる
2 毎日ではない勉強は、曜日で決める
現代文、古典などは毎日しなくてもよい。
特に古典は、今は全くしなくても、そのうち英語の勉強がかなり楽になってくるので、そこで始めても遅くはない。
3 英語の勉強方法
①単語の暗記(青の本)
1)暗記のペースと計画
浪人生は、6月末には、単語と熟語の暗記は全範囲(単語2279個、熟語1500個)からアトランダムに出されて8割の正答率を超えることです。
このペースに遅れると、遅いペースとなります。
日々の暗記は、1日最低でも50個づつ進んでいく。
例えば、
1日目は、No1から50まで暗記。
2日目は、No51から100まで暗記と、1日前の50個の復習。
3日目は、No101から150まで暗記と、1日前、2日前の100個の復習。
4日目は、No151から200まで暗記と、1日前、2日前、3日前の150個の復習。
5日目は、No201から250まで暗記と、1日前、2日前、3日前の150個の復習。
つまり、5日には、最初の50個の復習は切るのです。常に、50個づつ進み、復習は150個づつです。そして、2週目は70個づつとか、100個づつとかに量を増やして早く回転させる。
単語の暗記は、最初は本で進めますが、すぐにカードに切り替える。
3回、4回とこなしていけば、「一生見なくても忘れない!」っていう自信の持てる単語が出てきます。そこで、カードを入れる箱を3つ作って、1つは「一生みなくてOKな単語」、2つ目に「ちょっと自信ないから1か月後に再チェックの単語」、3つ目に「まだ覚えてないから、回していく単語」と、3箱に分類していく。
こうやっていくと、どんどん回転が速くなって、長文プリントの音読復習との相乗効果でどんどん加速度的に楽に覚えて行けます。
ただ、覚えておいてほしいのは、毎日継続して3か月ぐらいはかかります。最初、1回か2回まわす間は覚えることはできません。一番つらいのは、2回目かもしれない。1回目ガンバたのに、覚えてない…と落ち込むのが2回目の暗記です。でも、3回目になれば、冷静に「これなら覚えて行けそうだ」と、手応えをつかむはず。ただ、1日の終わりと、1週間の終わりをゴール設定にして、そこでは8割の正答率で進んで行かないと、3回やっても手ごたえは感じることはできません。7割レベルが、一番中途半端で、ちょっとは頑張っているのに効果が薄いゾーンです。「頑張っても、できない。自分には向いてない…」とあきらめてやめていく層が、この7割レベルの人に多いのです。やるなら、徹底的に!!
単語の暗記は、スペルは練習しなくてもいいです。英単語を見て、日本語が言えたらOK。最大の目的は、難関大学で配点が大きい英語長文の為なのです。
2)覚えやすい暗記の仕方の一例
最初に50個の英単語を、「英語→日本語」と読む。この時、日本語の意味がいくつかあっても、1つでいいので、どれか決めて「英語→日本語」で読む。読む日本語は黄色い蛍光ペンで塗るとよい。
これを、覚える50個の英単語で、「英語→日本語」と連続で読んで60秒以内で読めるまで練習する。結構早く読まないとだめなので、何回かは練習する羽目になります。
この時、ベストは発音記号が読める事。もし、発音記号が読めなければ、「単語暗記用シート」を販売しています。単語集の13、14ページで紹介しています。これを使えば、1枚のA4のシートに50個の単語がカタカナ付きで、英単語と日本語1つが乗っているので、とても練習しやすい。
そして、60秒で言えるようになってから、カードに移行して暗記をする。カードの使い方は、単語集の8ページ目で紹介しているので、参考にしてください。
単語の暗記は、つらくても絶対に頑張る事!
中には、なかなか勉強を始めることができない人もいるかもしれない。そんな人は、自分の好きな「ノリノリの曲」をかけて、踊りながらカードを使って覚えて行ってください。1日の最初に乗ってしまえば、後はずっとその日は勉強できることが多いので。
スペルの練習に関しては、「英語→日本語」で何回もまわしているうちに、練習しなくても書ける単語が増えてきます。秋ぐらいになってから、重要単語で書けない単語だけ、練習したらOKです。
単語は、かなり覚えて来たな…と感じたら、単語集で点線の右側をかくして、左に小さく見えている派生語や反対語や熟語などもバーッと言えるように練習しましょう。
そして、浪人生は、どんな受験の単語集を使っていても、それプラスで500個ぐらいを目標にして、単語集にのっていない単語を覚えるようにしてください。これは、カードをあらかじめ買って置いて、日頃の長文や、藤井セミナーなら毎週おまけでやる英字新聞の中から、「単語集に載ていないけど、覚えておいた方がいいな…」と思う単語を、どんどんカードにしていくのです。こうやって、圧倒的な語彙力をつけていってください。
②熟語の暗記(緑の本)
熟語の暗記は、単語の暗記と同じ要領でやってください。量は、単語の半分か1日30個ぐらいで始めるのがいいと思います。
模試で手っ取り早く点が取れるのが、「日本語を見て英語を言う」方向での暗記です。とりあえず、文法問題、並べ替え、英作などで点が取れるので、英語の偏差値が40前後のスタートでも、熟語を徹底的に暗記したら、偏差値55ぐらいには行くケースが多い。
ただ、藤井セミナーの月に1回の単熟語一斉テストでは、受験生の負担も考えて、夏まではテストは「英語→日本語」の方向で出します。
熟語は、結局は英作でも使うので、両方の方向で覚えてください。
③文法構文(ピンクの本)
1)勉強のペース
ペースは、2本から3本立てで実行する。
1つは、塾の文法構文のテストのペースに合わせて、1週間で該当箇所を3回ぐらいはまわす。これは、しっかりと理解して深めの勉強。
もう1つは、薄く鉛筆で線を引きながら、2週間から1か月で1回ザット読みながら進める。2回目からは、薄く線を引いた所を中心に、さらに大事なら色付きのペンで線を引く。これは、浅めの勉強で繰り返し重視。
もう1つは、1日40~50個ほどの例文を2回づつ音読と同時通訳で英文を読むだけでまわす。かなり薄めの勉強だけど、回転は確保できて、1~2週間で1回まわせる。この目的は、復習と英作力養成。
④ネクステージ(ネクステ)やスクランブルは不要!
ネクステやスクランブルをやり過ぎると、時間がかなりかかります。これらの本に載っている文法知識は長文の授業で頻繁に説明しています。だから、英語長文の復習をしっかりとしてください。また、これらに乗っている問題のほとんどは、熟語カードで暗記ができます。
ネクステやスクランブルをやる時間と比べたら、熟語カードでささっと覚えた方が、かなり時間の短縮になります。
現役の時の友達で、まじめにネクステやスクランブルをやりまくって、産近甲龍や日東駒専…という友達はいませんか??
せっかく時間が短縮できる熟語カードを持っているのだから、これを活用してまず覚えまくって下さい。それから、そして英語長文の解説で言う文法事項や、ピンクの本での文法事項の理解をしてから、ネクステかスクランブルをしたら、問題集代わりにさっとできます。もしくは、もう大学の過去問に移行して、これらは省いても大丈夫です。(やっても悪くはありませんよ!)
文法は大きく3つに分けて考えます。
●長文を読むのに必要な文法…これはピンクの文法の本と日頃の長文の復習で養えます。レベルゼロから5ぐらいのイメージです。
●有名で頻出する文法…これも、ピンクの文法の本と、日頃の長文の復習で十分OK。レベル5ぐらいから7ぐらいのイメージです。
●細かい文法…これは、わからなくても長文を読む分にはほぼ影響なし。レベル7ぐらいから10ぐらいのイメージです。これらは冬期講習で約400問前後の文法問題を詰め込んば十分です。
その冬期講習までに、単語と熟語を覚えて、細かい文法以外(約7割ほど)をしっかりと繰り返し覚えておいてください。
⑤発音記号と音声(TOEIC)
浪人して勉強するなら、『もう英語は極めたる!』という覚悟でやった方が絶対にいい!
その為には、発音記号をこの機会に覚えましょう。授業中にも少しづつ紹介していきます。発音記号は、口や舌の動かし方や形も表しています。日本語で「あ」といっても、英語の発音記号で表すと5種類ぐらいになります。センター試験などでも発音の問題は出るので、よく出る有名な物は発音記号も覚えてる方が良いです。
さらに、浪人生は必ずネイティヴの朗読をスマホでダウンロードして、シャドウウィングも行って下さい。たぶん、浪人生は現役で関関同立やGMARCHや早稲田慶応上智に進学した友達を羨ましく思うことでしょう。でも、全員ではないけど、大学に行ったら遊び呆けて英語力がどんどん落ちる人が少なく有りません。ここで、みんながしっかりとネイティヴの朗読を利用して受験勉強を進めたら、英語長文の速読力アップだけでなく、大学に合格した後には、TOEICの試験でもかなり有利になることは間違い有りません。TOEICはヒアリングがかなり過酷なのです。
昔、吉祥寺教室に東亜高校出身の生徒がいました。この生徒は常に長文を2倍速の朗読に合わせて読めるのを目標に音読復習をしてました。結局、この生徒は英語の偏差値は40前後からスタートしたのですが、早稲田の法学部、慶応の法学部と経済学部、上智の法学部に合格しました。そして、当時同じクラスの浪人生は達は、彼の頑張りを脅威に感じて同じようにトラック4の2倍速まで使いシャドウイングを日常の勉強に取り入れていきました。その結果、このクラスの多くの生徒が飛躍的に成績がアップして、たくさんの生徒が早稲田や上智やGMARCHに合格しました。
ネイティブ音声の利用は絶対に効果があるので、利用して勉強を進めてみて下さい。
⑥前置詞
浪人生は、たくさんの時間があるのでぜひやってほしいのが『時々辞書を読む』ことです。どこを読むかというと、基本的な動詞( take , do , have , get , make など)と、簡単な前置詞( with, on, in, of など)です。これらの単語は、簡単ですが、逆にその分、使い方が多くて用例がたくさん出ています。時々、これらの単語を辞書で引いて読んでいると、入試問題の設問などで、ほとんど同じ用例が使われているのがわかると思います。つまり、設問に強くなるのです。熟語とまでは言えないけど、よく使われる前置詞のパターンもわかってくるので、英語のセンスや、良い意味での勘が養われます。
4 長文音読復習のやり方
三宮教室の浪人生は、火曜日と金曜日が英語長文の授業の日です。
藤井セミナーは復習中心なので、授業後はすぐに復習をしてください!
忘れることを見越して、すぐに復習です!忘れてからでは、復習をするのがしんど過ぎます。だから、楽をしたければ、すぐに復習です。
長文の音読復習の目的は、1週間以内で「日本語を使わず英語のまま理解」です。例えば、This is a pen. って読んで見て、和訳をしないとわからない…なんてことはないですよね?この状態を目指して欲しいのです。最初は、復習をした結果、この境地に達すればOKです。でも、そのうち、いきなり見た長文でも、全部とは言わないまでも、一部が、そしてだんだんとその多くが、This is a pen.で理解できるような感じで理解できていくのです。
その為には、最初の頃は、毎日10回は音読するように。
復習の方法は、同時通訳方式、英文のみの音読、シャドウイングなど、いくつかあります。
じゃ、具体的な方法の一例を紹介しておきます。
火曜日
●授業後すぐに最低和訳できるぐらいには英語の構造を把握する。
●メモしたプリントを見ながら同時通訳を数回
・1文を同時通訳して、すぐそれを英文でもう1回読んで進める
・通して同時通訳をする
●同時通訳をしながら、英語のみの音読で理解できるなら、英文のみで音読復習
●ネイティブ音声を聞きながら、頭の中でちょっと遅れて読む
●ネイティブ音声を聞きながら、声を出して音読(シャドウイング)
水曜日
●メモ有り長文で、同時通訳や英文のみの音読を数回。
●メモ無し長文で、同時通訳や英文のみの音読を数回。
(同時通訳の日本語無しでも理解できたら日本語は言わなくてOK)
●ネイティブ音声の早口バージョンに合わせて音読ができる。
●音読をした後に、目をつぶって、単語、熟語、文法事項などをいくつか思い出す。
木曜日
●メモ無し長文で、同時通訳や英文のみの音読を数回。
●ネイティブ音声の2倍速バージョンに合わせて音読ができる。
●音読をした後に、目をつぶって、単語、熟語、文法事項などをいくつか思い出す。
●暗唱箇所を何も見ず英文で言えるかどうか確認して、覚えてしまう。
金曜日
●金曜日の授業で次の新しい長文が入ってくるので、火曜日からのパターンと同じようにやっていく。だから、火曜日の長文は木曜日までにしっかりと復習をして何回も音読をしておかなくてはならない!
●火曜日の長文は、メモなしプリントでサッと音読して理解できるのが理想。
●火曜日の長文は、ネイティブの普通読みバージョンでプリントを見なくてもシャドウイングがある程度はできるのが理想。
●暗唱箇所は、何も見ずにスラスラ言えるようにしておく。
●火曜日の長文は、土日も同じように読み続ける。
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月曜日
●火曜日の長文をメモなし長文で1回読んでから、目をつぶってい、単熟語、文法事項など、たくさん言えるようしておく。暗唱箇所もスラスラ言えるぐらいにしておく。
火曜日
●1週間前の長文を、サラッと読んで確認して、復習テストを受けたら苦もなく80%以上は余裕で取れる…状況にしておく。
先日、関西学院大学で行われが藤井セミナー専用の入試説明会で、講師の関学職員が言ってました。彼女は、御影高校→藤井セミナー→現役で関学→パナソニック社員→関学職員に転職をした女性です。
「最初は実力で点が取れなくても仕方ない。でも、授業後は全員が平等に理解したプリントやねんから、その復習テストで80%を切るなんて、自分がサボっているだけやん!!って思って、毎日10回は音読復習をした!!」
…と言ってました。また、
「滑ったら、もう働くつもりだったから、滑り止めは受けずに受験した」
…とも言ってました。現役で女子で、これだけ気合の入った勉強をしてるのですから、浪人生は絶対に負ける事の無いよう、頑張って下さい!!
5 社会(世界史 or 日本史)の勉強方法
①藤井セミナーの授業を受ける
基本は、藤井セミナーの授業を受けてください。秋に偏差値が70を2回超えたら卒業してもOKです。
藤井セミナーで社会の授業を受けるメリット
1)ペースがつかめる
2)毎週、復習テストがあり各教室の生徒とランキング競える
3)実際の過去問での出題を授業で教えてもらえる
藤井セミナーの社会の授業のお土産(ほぼ毎週渡すもの)
1)暗記用カード(当然、暗記がはかどります)
2)授業後の復習用読本(わかりやすく、お話し口調で書いているので読みやすく復習になる)
3)暗記用CD(暗記の根本となる『繰り返し』がいつでも稼げる!2倍速もあるので、短期間暗記での暗記が可能)
これらは、授業を受けている生徒のみの特典なので、授業を受けている生徒は、しっかりと活用して、社会の成績を上げてください!
②自分でする
もし、自分でするなら、何でもいいので市販の社会のサブノートを買って、1か月で1回まわすように覚えていく。山川の用語集を買って、わからない所は辞書代わりに使う。ある時期は、用語集を数回読む。世界史の人は浜島書店の資料集の「ニューステージ」を買い、同時に見ながら覚える。時々、問題集をする…というように勉強を進めたらいいと思います。
6 現代文の勉強方法
①現代文の授業を受ける(論理エンジン)
偏差値が55以下の生徒や、英語の授業中に品詞の話になると、ちょっとわからない…というような生徒は、藤井セミナーの現代文、「論理エンジン」を受講してください。これは、学校の国語とは全く違う授業となります。根本的な言語の構造や、どうやって解説文や評論文は書かれて構成されているのか…という事からわかる教材となっています。
つまり、本当の意味での基礎や基本が身に付き、でも奥が深い思考が必要とされる教材となっています。
過去には、国語の偏差値が24だった生徒が、このような手法で勉強して偏差値が60以上にアップして、関学に3学部合格しました。かなり、お勧めの授業です。
最初の約3か月は、文章をしっかりと理解する基本の考え方を学びます。
次の約1か月は、設問の解き方を学びます。
それから、実際の現代文の過去問題を、今までの知識をどう生かすのかを当てはめながら解いていきます。
国語が少しでも不安な人は、ぜひ受けてください。
②自分でする
偏差値が55以上で、国語に自信がある人は、問題集を買って自分で解いて、問題の答えと解説を読んで、自分で分析しながら進めていくとよいでしょう。
問題集は、好みがあります。例えば、説明や解説が詳しくてぶ厚めの本が好きな人、解説はあっさりしてて薄めの本を好み、解答さえわかれば、後は自分で分析して根拠を考えるのが好きな人…など。なので、本屋でたくさん問題集があるので、好みのものを買って週に2,3回やればいいと思います。そして、夏ぐらいからは受ける大学を絞って、過去問でやっていくとよいでしょう。
7 古典の勉強方法
①9月から、古典の授業があります。
古典は、英語と社会ができてないのに、古典をやる意味ががないので、まずは英語と社会です。例えば、同志社や関学では、英語の配点が200点、社会が150点、国語が150点です。その国語の半分が古典です。つまり、一番配点が低いのです。しかも覚える分量な、全科目中で一番少ない。しかも、2度と新しい作品は出てこない!
だから、本気になったら、短時間で点数を取れるところまで持って行けます。ただ、古典は嫌いな人が多いので、最初から古典の勉強を始めると、やったり、やめたりを繰り返す人が多くなります。これでは、時間の無駄なので、最初の頃は放っておく、やらない…のが一番です。
もし、余裕がでてきたら、源氏物語と、その他、2つ3つの作品の話のダイジェストを、口語訳で読んで、この作品は、こんな話…と把握しておくのはすごく有意義です。
9月からの授業では、古典単語の暗記、基本文法から始めます。
基本文法が終われば、文章読解を一緒にやっていくことになります。
②自分で始める
古典の勉強を自分で開始するのは、英語と社会の偏差値が少なくとも63以上、もしくは英単語の暗記が80%、英語の復習テストも苦も無く80%以上を連続できるようになってから始めてください。
8 1日の勉強時間
1日の勉強時間は、人によって違います。例えば、3教科偏差値40前後で、高校時代は全然勉強をしてなくて浪人を始めた私の場合は、最初の2か月間ぐらいは、朝から英単語と熟語の暗記だけで4~5時間かかってたように思います。でも、最初に基本的な暗記物(英単語、熟語、文法構文)をやっておけば、そのうち覚えたら、その暗記作業にかかる時間は激減します。
私の場合で言うと、最初は、昼までに英単語の暗記が終了するのも難しかったと記憶してます。
ただ、それからだんだんと覚えて行けば、昼までに、英単語と熟語の暗記と、英文法の暗記作業ができるようになりました。
次に、英語長文の音読復習をするのですが、これも最初は時間がかかって、英単語→ 英熟語→ 英文法→ 英語長文、までで夕方になってました。そこから、世界史の暗記を5時間ぐらいして力尽きて寝ていました。
それが、だんだんと早くできるようになり、英語長文までのメニューが昼までに終わり、世界史の暗記が昼からできるようになれば、夕方から時間が空くようになりました。
私は、そこで読書にはまって、最初にはまったのが夏目漱石でした。それから筒井康隆で、そここからは色々な本を読んで、ほぼ1週間で1,2冊読んでいました。これが、後から現代文に非常にいい影響をもたらしたと思っています。
予備校ではなくて、藤井セミナーで浪人するみなさんは、勉強時間が大きく変化していきます。頑張れば頑張るほど、英語の勉強時間は激減します。そこで、他の勉強をたくさんできていけます。そのメリットを十分に認識して勉強をすすめていきましょう。
9 模試
① 模試は、駿台や東進ではなく、河合塾の模試がいいと思います。
偏差値の数字で言えば、駿台の模試の結果は数字が低く出て、河合塾の模試の結果は数字が高く出ます。なので、河合塾の結果と、駿台の結果を比べる事はできません。模試は、あくまで、その時に受験した受験生の中での結果です。
模試は、5月から始まります。毎月受けなくてもいいですが、3か月に2回ぐらいは受けましょう。
マーク模試は、センター試験を意識して作られています。記述模試は、和訳や英作もあります。両方受けたらいいと思いますが、記述の方が浪人生は得意になるはずです。英単語や英熟語の暗記がはかどっていったら、記号問題で間違っても、和訳や英作で点数がかなりかせげるようになるからです。また、難関大学の現代文は記述があるので、そういった意味からも模試は記述式を中心に受けてください。
これは、自分でネットで調べて申込んでください。兵庫県の場合は、いくつか会場があり、アアクセスの良い会場は早めに締め切られる場合もあるので、注意してください。
② 模試の結果の目安
英語:単熟語やピンクの文法の本をしっかりとやって、長文音読復習を頑張れば、偏差値65ぐらいは、それほど難しくはありません。逆に、単語や熟語を覚えずに、長文音読復習をやらずに、偏差値を伸ばすは、とても難しいと思います。
社会:浪人生は、偏差値65は、最低ノルマです。最初の方の模試は範囲も発表されています。偏差値60以下なら、さぼっているだけです。
偏差値65を取れないようなら、必ず授業を受けて強制的に勉強を進めて行ってください。
偏差値70で普通だと思って頑張って下さい。
国語:関関同立やGMARCHを目指すなら、偏差値60前後でも、英語と社会ができれば受かります。中には、英語と社会をむちゃむちゃ頑張って、たとえ国語の偏差値が40台でも、関関同立やGMARCHに受かる生徒もいます。ただ、彼らも受ける大学を絞って、大学の過去問対策では何回も何回も現代文を解いています。
早稲田や慶応や上智を目指すなら、例え模試と言えども、どん欲に国語も偏差値を上げるように努力してください。
③ 模試の復習
模試は、せっかくお金をかけて、時間を費やして、しかも真剣に考えて受けています。そこで、間違った問題は、とても貴重なデータです。間違ってからが本当の勉強です。必ず、自分なりに分析して、何ができなかったか、何を勘違いしたか、何が分っていたら正答していたか??などを考えてください。これが、成績アップの大きな力となります。
④ 模試の結果
模試の結果は、必ず帰って来たら結果のシートを持ってきてください!
10 1年のスケジュールと目標
4月 4月末からのゴールデンウィークまでは、「浪人って長いな…」「浪人って辛いな…」って思うかもしれませんが、そもれゴールデンウィークまで。ここを過ぎたら、もうあっという間に夏で、すぐ秋で冬が来て、また受験です。
5月 最初の模試があります。必ず受けましょう。この記事の「9 模試」を参照してください。
6月 6月末には、英単語と熟語は、全体の8割は覚えているように!藤井セミナーでは毎月、単熟語一斉テストといって、全範囲から100問テストをしています。この6月末では浪人生は8割を取らなければ、遅れています。
7月 2回目の模試があるころです。偏差値40前後でスタートした浪人生も、この模試で55~60を付ける人がかなり出てきます。
8月 もう現役生に対してのメリット、アドバンテージはなくなります。多くの現役生は部活を引退して、夏休みになって学校もいかないので、やる子らは本気でガンガン勉強を進めます。浪人生は、7月末までにどれだけ貯金をしておくかです。
9月 この時期からは、受ける大学を2~3大学に絞って大学過去問をやっていきましょう。できる浪人生は、この時期には過去の合格最低点を突破していくと思います。ただし、合格最低点は補正後の点数なので、プラス20~30点を素点だと考えた方が良いです。
10月 センター試験を受ける人は注意してください。願書を手に入れる必要があるので。
11月 地方から東京の大学を受験をする場合は、ホテルの予約を考えていく必要があります。決めたら、早めに予約です。
11 知識と教養
せっかく浪人して勉強漬けの1年を送るのですから、現役で難関大学に合格した友達に負けないように、知識と教養を身に着けてください。難関大学に現役で合格しても、合格した嬉しさから、無駄に遊びまくって何の知識も教養も身に付かずに1年を過ごす大学生も多いのです。
① 毎晩ニュース番組を見る
どの局でもいいので、毎晩ニュース番組を見ましょう。NHKだと21時から「ニュースウォッチ9」があります。朝日放送では22時前から「報道ステーション」、毎日放送では23時から「NEWS23」、読売も23時から「NEWS ERO」があります。それぞれ、特徴が違うので、好きな物を見ればいいと思います
今、世の中で何が起こっているか、政治、経済、社会的な動きなど、知っておいてください。大学入試では、時事問題も重要です。
② 日曜日にある1週間をまとめた情報番組を見る
これも、どれでもいいのですが、日曜日の報道番組は、その週の出来事をまとめたり、解説をしているコーナーが充実しています。
例えば、日曜日の朝8時から毎日放送でやっている「サンデーモーニング」などです。
③ その他の情報番組
NHKスペシャル(土曜日や日曜日)や、時事公論(平日夜に10分間の番組)もお勧めです。NHKスペシャルは、映像的にも面白いものが多くて、1年間見ていれば、かなりの知識と教養がつくと思います。時事公論は、まさしくNHKっていう番組ですが、今の時事問題の解説を簡潔に飾り気無しでしてくれます。
あと、単純に面白いのが、朝日放送で月曜の深夜(火曜日の超早朝)にやっている「橋本×羽鳥の番組」や、毎月月末ぐらいでやっている「朝まで生テレビ」なども面白いです。
慶応を受ける人は、小論文があるので、こういった番組を見て、知識と教養を身に着けて、自分の意見の言い方や出し方や、着眼点なども研究するといいと思います。
これらの番組は、録画して、CMや不要な所はカットしながら見るといいでしょう。
12 藤井セミナーの浪人生の心構え
① 自覚
浪人生は、色々な自覚が大事です。よく、藤井セミナーの授業は少ないけど、大丈夫ですか?と保護者の方からも質問があります。成績アップのポイントは、暗記と復習(練習)です。これには時間がかかります。また、個人差があるので、これは一緒にはできません。なので、1人でやる時間が必要なのです。そこで、浪人までしていて、「ならないとあかん!」っていう自覚がないのは大問題です。この勉強は、嫌がるのに首根っこを捕まえて強制的にさせることはできません。逆にある程度強制しても、偏差値40ぐらいがスタートの生徒は、いけても産近甲龍や日東駒専ぐらいです。それ以上を目指すなら、本人の内から湧いてくるような自覚が必要です。藤井セミナーでは、この自覚を芽生えさせて、大きくするような工夫も色々と行っています。
② バイト
よく、浪人生から「バイトをしても大丈夫ですか?」と質問があります。三宮教室では、基本は反対です。高校生活と違って、浪人のこの1年は勉強するためだけにあるのです。それでも、バイトが必要な人や、またバイトをしていることで逆に勉強の効率がアップする人も確かにいるとは思います。その場合は、1週間でどれだけバイトをするか?、いつまでに勉強の結果(量や成績)が出なければ辞めるか?、など、慈善にしっかりと決めてからバイトをしてください。最悪なのは、バイト先で大学生の友達ができて、だらだらと一緒に遊んで受験を諦めていくとか、バイト先の上司に「浪人やったら、ヒマやろ?もっとバイトに入って!!」って頼まれて「私、頼られてる!」なんて喜んで、たくさんバイトに入ってしまう事です。しっかりと、1週間の勉強量とバイト時間を管理して、成績があがらないなら、時期を決めて辞める事です。
③ モチベーション
勉強のモチベーションをキープして、1年間ずっとハイテンションで勉強し続けるのは難しいと思います。小さなスランプ、大きなスランプなどは必ずあるものです。その時に、今からモチベーションをアップする方法を考えておきましょう。
1)現役で大学に行った友達を思い出して、負けたくない!とか、励みにして頑張る
2)大学によって、将来の生活ががらりと変わることを、もう1回冷静に考え直して、頑張る
3)塾で、誰かライバルを作り、その人にあらゆる点数で負けないように頑張る
など、色々モチベーションの元を作っておきましょう。
また、藤井セミナーの生徒ならではのモチベーションとして、「同じ難関大学に受かるなら、安い方が賢い!」ということも、モチベーションの1つにしてください。大手予備校の生徒は、絶対に持てないモチベーションです。予備校なら年間120万円もかかる場合があるそうなので…。大学に受かってから、「え??そんなにお金かかったん??同じ大学に合格した結果からしたら、お金が安い方が賢いやん!」って、言ってやりましょう!実際、毎年藤井セミナーから難関大学に受かった受験生は、言う言わないは別にして、そう思っているものです。
著者プロフィール
- 上田徹
- 藤井セミナー塾長(三宮教室担当):藤井セミナーを約30年前の大学生時代に作り、大学や社会人時代に平行して受験指導をしてきました。関西学院大学経済学部卒ですが思い出のほとんど体育会レスリング部での活動。大学卒業後、一旦はパナソニックに就職し海外営業部に勤務。今の偏差値が40なくても、藤井セミナーのノウハウなら関関同立、GMARCH,早慶上智や難関国公立に英語を武器として合格できます。この塾の先生の多くは、かつては勉強できない苦しみを経験し、そこから這い上がって下剋上を実現しています!だから何をどうすれば成績がアップするか具体的に熟知しています。自分の潜在力と未来を信じて、今、はじめましょう!そのノウハウが藤井セミナーにはあります。